40代は体脂肪が増えていく危険な年代

おばさん太りといわれる、30代半ば以降からの体型の崩れ。特に40代以降の女性の悩みの種である”太り”ですが、この原因とは何なのでしょうか。

 

太った原因には、実に様々な要因があげられます。食生活の乱れなどの外的な要因、そして身体の中の変化としての内的な要因。
…人それぞれに大きな原因はありますが、まずは、女性の身体の中で起きている変化が一つ大きく挙げられます。これは女性であれば誰もが起こっているメカニズムの変化です。
そこから紐解いていきたいと思います。

 

●40代は体脂肪が増えていきやすい危険な年代●

  • 体型を気にしている人にとっては、聞きたくない単語かもしれませんが、人には『体脂肪』というものが存在します。
  • 健康診断でも、この体脂肪の検査があって、数値が引っかかってしまったと経験した事がある人もいるのではないでしょうか。
  • ですが、そもそもこの体脂肪は人に必要な物です。
  • 何故かというと体脂肪は、”何らかの理由で食べ物を十分に食べられなかった時の為に、エネルギーを貯蔵している”という役割を担っているからです。
  • 大きな地震が起こった時、孤立してしまい助けが中々来ないような状況になった時、いついかなる時に、私たちは十分な食事が出来なくなるか分かりません。
  • そんな時でも、命を紡いでいけるよう人の身体の中にはエネルギーを蓄えておく機能が備わっています。
  • それが体脂肪なのです。特に女性はこの体脂肪が男性よりも多く備わっています。

その理由は、女性は妊娠・出産という大切な役割を担っている為。もし妊娠中に、先に述べた食べられないという状態になったとしても、胎児や母体に最低限の栄養が行きわたるようにと、男性に比べて約10%ほど多く体脂肪が備わっています。

 

これが普通の状態です。なので、見た目でも女性は男性よりもゆくよかで柔らかい印象をもたらしてくれるのです。

 

ですので、体脂肪=天敵として排除するものと考えるのではなく、必要な分にとっては女性にとっては当たり前であるという認識を持つ事が大切です。

 

これは太っているには含まれません。

 

では、どのような状態が”太っている”というのか、それは上の認識を持てば答えは簡単ですね。

 

必要な量、いわゆる適度と呼ばれる量を超えてしまっている体脂肪を、身体の中に持っている状態の事をいいます。

 

では、なぜ体脂肪が沢山ついてしまい太ってしまうのでしょうか。

 

太ってしまうメカニズムはこうです。

 

『食べるエネルギーが消費エネルギーを上回る』→『余ったエネルギーが脂肪細胞に蓄えられる』→『体型が崩れていく、つまり太った身体になる』

 

つまりは、食べ過ぎている状態か、運動不足の状態か、いずれかの状態・または両方の状態に陥っている状態が続いてしまっている事で、太ってしまうのです。

 

多くの人が40代を過ぎると、忙しかった子育てもひと段落つく頃になります。すると、今まで忙しく動いていた活動量は、ぐんと減ってしまう事になる訳です。

そこに時間的な余裕があるので、友人と食事を楽しんでみたり、家でまったりとくつろぎながら間食してしまったりと、ついつい食に手が伸び、結果食べるエネルギーが増大してしまいがちな時期になるという事です。

 

ですので、『うっかりしてしまうと、食べ過ぎしまったり運動不足というものが重なってしまう事で、体脂肪はつきやすくなる時期』だという事を認識する事が大切になります。

 

●基礎代謝の量も段々と低下●

  • 体脂肪以外にも注目する点があります。
  • それが基礎代謝。
  • 上記では、体脂肪が多く付きすぎて太ってしまう原因として、食べ過ぎてしまうという事を記しましたが、では、昔から同じ量の食事しかしていないという人は安心できるのでしょうか。
  • 答えは『No』です。
  • 何故かというと、ここに基礎代謝が関わってきます。
  • 基礎代謝というのは、生命を維持していくためには欠かせないエネルギーの事で、寝ている時でも規則正しく呼吸をしていたり、体温を維持していく為に使われているものを言います。
  • この基礎代謝は、生まれてからずっと同じ量を維持しているのかというと、そうではありません。この基礎代謝の値は何と10代後半から減り続けていってしまうのです。
  • ですので、40代以降ともなると、その現象は言わずもがな。若いころに比べて確実に減っているので、エネルギーを消費しにくい身体へと変化しているのです。
  • という事は、同じ量を食べていても基礎代謝量が減ってしまっているので、その分は過剰という事になり、太ってしまうという事へと繋がります。

●筋肉量も減少●

  • そして基礎代謝量だけでなく、それと伴って認識しなければならない事があります。それが筋肉量。
  • 筋肉の役割は、身体を正常に動かすうえで欠かせないものですが、それだけでなく、脂肪を燃焼してくれる場所の一つでもあります。
  • 筋肉がある事で、脂肪は燃焼するのです。
  • ですので筋肉量が減るという事は、その分脂肪が燃えにくくなってしまい、結果基礎代謝量も減らすという事で、ますます基礎代謝の量は低下していってしまいます。
  • この筋肉は、使わないと段々と減っていくという性質をもっています。
  • なので、運動をせずに40代を迎えてしまうと、筋肉の量はどんどんと下り坂となり減る一方。
  • ”おばさん太り”と呼ばれる、メリハリのない、お尻が垂れ下がった体型などは、まさしくこの筋肉の衰えが大きな原因です。
  • 支える筋肉が落ちてしまえば、脂肪は重力に勝つ事ができずに下へ下へと垂れていってしまうのです。
  • ここからわかるように、40代前後の”おばさん太り”をしている場合には、年を重ねていく中で低下していく基礎代謝量に合わせて、筋肉量も減っていっている事も比例して表れてくるために、とても太りやすい傾向にあるといえます。
  • ですので、「私は痩せているから平気だわ。」と安心している人もそうとは必ずしも言えないという事です。
  • しっかりとした筋肉量を持っていなければ、40代を迎えた時には太りやすい身体へと変化している可能性もあるのです。
  • 年を重ねていく事に運動はどんどん大切になっていくのですね。

●女性ホルモンの減少●

  • それでは改めて、”おばさん太り”と呼ばれる「中年太り」は、若いころの太っている状態とは違いがあるのでしょうか。
  • ここでは、その部分を掘り下げていきたいと思います。
  • 40歳前後は、ちょうど閉経へと向かっている年代といえます。
  • これは、女性ホルモンが徐々に減っていく事で表れてくる”更年期”と合致します。
  • 女性ホルモンとは、脂肪合成を盛んにおこなうという働きをもっており、10代後半から20代後半あたりまでは、太ももやヒップといった部位を中心に脂肪がつくようになっています。
  • ですが、女性ホルモンの分泌が段々と低下してくるにしたがって、脂肪のつく場所は変化。
  • 腹部中心につくようになって、ポッコリお腹になっていくのです。40代前後で太ってくる”おばさん太り”は、お腹周りの体型の崩れがとても目につくようになります。
  • その原因はこうした事で起こるのです。
  • そこに、皮膚は今までのハリがなくなってしまうので、皮膚自体も脂肪を支える事が出来ず、正常な位置に留めておくことが不可能に。
  • なので、引力に従って脂肪は下へ下へと垂れさがっていってしまうのです。
  • この現象は、筋肉の衰えと共にますますその状態は進み、腹筋だけでなく背筋や太ももといった部位の筋肉も落ちてしまうと、姿勢も悪くなってしまい、歩いている姿もスマートではなくなっていってしまいます。
  • このように、40代前後の”おばさん太り”と呼ばれるものは、体型が崩れる・姿勢が悪くなる・動作もスマートではなく鈍くなるという特有の太り方になるのです。

 

これが若いときの太り方とは大きく違う点です。このような変化というのは、30代後半から表れていき40代で顕著となるのです。
そして、この”おばさん太り”は、単純に体型や姿勢・そして動作といった物に影響していくだけではなく、他にも多大な影響を及ぼしていきます。
それが、生活習慣病です。
女性ホルモンの分泌が段々と減少してくると、太った時に脂肪が内蔵の周りへとつくようになります。
これにより、糖尿病であったり、心臓疾患系の病気になったりと生活習慣病が表れやすくなってしまうのです。
ですので、この時期についてしまう過剰な体脂肪のつきすぎには注意をする事が大切なのです。

 

●他にもあるおばさん太りの原因とは●
ここまで、様々な変化をご紹介してきましたが、他にもおばさん太りの原因はあります。

 

【運動不足】
子育てがひと段落して身体を動かす機会が減っていたり、デスクワーク中心で運動する機会がないような方は、消費するエネルギーが減っている状態です。ですので、適度な運動を毎日定期的に行っていく必要があります。

 

【食事】
食事は量だけではなく、内容もとても重要です。加齢による食の変化もありますので、意識的にメニューを考えていく必要があります。炭水化物が多くなっていないか、野菜、特に食物繊維が摂れている食事が出来ているのかを見直す事が、太っていく原因の改善にもつながります。

 

【睡眠】
ストレスなどによって睡眠が十分にとれていない、または良質な睡眠時間をとれていない方も多いです。
何故睡眠もおばさん太りの原因の一つとしてあげられるのかというと、良質な睡眠を取れていると、基礎代謝が上がる為です。それは女性ホルモンを活発させる働きがある為。
ですので、何度も起きてしまう・よく眠れないといった方は、この女性ホルモンの働きが更に低下してしまい、結果太っていくという事へと繋がっていきます。
このように、おばさん太りの原因は、身体の内部の原因と、外的な原因と様々な要因が重なっていく事で、顕著に表れてくるようになります。ですが、これは意識をしていく事で、行動を起こしていく事で、解消していく事が可能です。
おばさん太りの解消方法も紹介していますので、悩んでいる方は是非参考にしてみて下さい。